当社は沖縄県内の建設機械(建機)レンタル業界においてIT化とデジタル化を推進し、業界の競争力を高めるために取り組んでいます。沖縄の建設・土木業界は戦後の公共工事等により発展し、それに伴って建機レンタル業界も成長してきました。しかし、近年は価格競争の激化とデジタル化の遅れが課題となっています。
当社は2009年頃からビジネスモデルの転換を図り、大型建機のレンタルから小型建機のレンタルへとシフトしました。この転換に伴い、レンタル品にICタグを貼付して個体管理の効率化を実現しました。さらに、CTIの導入や社内のIT化にも積極的に取り組んできました。
現在、県内の建機レンタル業界でもIT化が進み始めていますが、当社は先行して導入し競争力を維持しています。また、濁水処理装置を設計・製造し、建設工事現場へレンタルすることにより環境保全に貢献しています。エコアクション21の取得をはじめとする環境活動も、当社のビジネスの重要な柱となっています。
当社の経営ビジョンは、環境経営、ITの活用、人間尊重の経営を基盤とし、以下の点を重視しています。
当社はこれらの取り組みにより、持続可能な発展を目指しています。デジタル経営を通してビジネスの2本の柱である小型建機レンタルと濁水処理装置レンタルを維持・発展させると共に、環境関連事業を新たな柱として展開していきます。
これからも、デジタル技術を駆使して効率的かつ効果的に経営ビジョンを実現し、地域社会と共に成長していくことを目指します。社員一同、お客様の満足度向上に努め、信頼される企業を目指して邁進してまいります。今後ともご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
レンタル品にICタグを貼付し、リアルタイムで在庫管理を行っています。これにより、在庫状況を即時に把握し、顧客のニーズに迅速に対応することが可能です。
レンタル品の稼働率、利用頻度、メンテナンス履歴をデータ分析することで、保有機械の最適配置と運用効率の向上を図ります。
環境に優しい建設機械の導入や濁水処理装置により、顧客へ環境負荷の少ない選択肢を提供します。また、環境モニタリングサービスにより地域の環境保全に貢献します。
水質や大気のモニタリングをリアルタイムで行うサービスを提供し、環境保全に役立てます。
オンライン講座やデジタル研修プログラム等により社員のデジタルスキルを向上させ、企業の競争力を強化します。
働きやすい環境を整え、社員のモチベーションと生産性を向上させるためのワークライフバランス施策を推進しています。
最新のセキュリティ技術を導入し、情報漏洩やサイバー攻撃から企業を保護するセキュリティ対策を強化しています。定期的なセキュリティ監査を実施し、常に安全な環境を維持します。
全社員を対象にサイバーセキュリティに関する定期的なトレーニングを実施し、セキュリティ意識の向上を図ります。
これらの具体的な方策により、企業経営における情報処理技術の活用を最大限に進め、競争力のある企業として発展を目指します。
以下は、最新の情報処理技術を活用するための環境整備に関する方策をまとめたものです。
これらの方策により最新の情報処理技術を活用し、業務の効率化と生産性の向上、そして、データの安全性を高めるための環境を整備しています。
これらの指標に基づいて戦略の進捗状況を定期的にモニタリングし、必要に応じて次のアクションに反映させることで、戦略の効果的な推進を図ります。
有限会社 大宮工機は、建設機械のレンタル・販売・修理を主たる業務としております。
これら業務に関する情報資産を保護することは、お客様からの信頼と期待に応えることであり、それは社会的な責務でもあります。
組織的、人的、物理的、技術的なセキュリティ対策を構築し、ここに「情報セキュリティ方針」を定め、当社が事業で取り扱う全ての情報資産の適切な保護対策を実施するための指針とします。
情報セキュリティ活動推進のため、組織体制を整備し、組織全体での運用を図ります。
組織の事業活動で取り扱う情報資産を対象範囲とします。
情報資産の機密性、完全性、可用性が確保されるよう、組織的、人的、物理的、技術的な側面から適切な対策を実施します。
全従業者は、「情報セキュリティ基本方針」を指針とし、情報セキュリティ順守活動を誠実に積極的に行います。
事業活動で取り扱う情報資産を特定し、その保護のために最適な情報セキュリティ対策を講じます。
情報セキュリティシステム規格及び個人情報保護法を始めとする関連法令、各種ガイドライン、お客様との契約要求事項を遵守します。
情報セキュリティに関する啓発・教育活動は経営層の指示のもと、組織を挙げて推進を図ります。
社会環境の変化、技術動向を踏まえて、情報セキュリティ活動を適宜、適切に見直しを図り、その改善を継続的に行います。
2023年9月4日(制定)
有限会社 大宮工機
代表取締役 宮城光秀
工事件名:瀬良垣ビーチ
納入時期:2017年5月
場所:恩納村
処理能力:10m3/hr
使用設備:OM-100V
工事件名: 沖縄都市モノレール工場棟増築工事
納入時期:2017年4月
場所:那覇市
処理能力:10m3/hr
使用設備:OM-100V
当サイトでご入力いただいた情報は、大宮工機(以下「弊社」といいます。)での、より魅力的で価値のあるサービスの開発・提供のために利用されます。弊社では、利用者の許可なく第三者に個人情報を開示いたしません。
※すべてを記入後、内容に誤りがなければ【送信】ボタンを押してください。
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大宮工機は「持続可能な循環型社会の構築に貢献できる企業でありたい」という環境方針を実現するため、自然環境の保全ならびに環境負荷低減の取り組みを進めています。
大宮工機は2007年11月にエコアクション21の認証・登録を受けました。全国では1993番目、沖縄県内では20番目の認証・登録です。
エコアクション21に取り組むことで、社員の環境に対する意識が向上しました。冷房の設定温度は28度、ゴミをきちんと分別し、重さを計量してから出すなど、環境負荷低減のためにやるべきことはやるという意識が定着しました。
エコアクション21の取り組みにより、電気・水道料金の削減、配送車両の燃料費削減も実現しました。
→エコアクション21について、くわしくはこちらから
工事現場などで発生する赤土等の混じった濁水を処理し、きれいな状態にしてから河川や海に放流します。
3つの機種を用意しており、1時間あたりそれぞれ10、30、50立方メートルの処理能力があります。
また、様々な水質の濁水を処理できるように、PH処理装置なども用意しています。
今後も濁水処理事業をはじめとした環境保全事業をより充実させていきます。
「有限会社 海の種」様のご協力により、濁水処理装置を1台レンタルするごとに、養殖サンゴの苗を1本移殖放流しています。
濁水処理装置をレンタルしていただいたお客様には、移殖したサンゴの写真を添えて「海からの感謝状」を届けています。
2015年2月には、当社創立35周年を記念して35本の移殖放流を行うなど、これまでに約818本の苗を移殖放流してまいりました。
膨大な数の機材を取り扱っている当社では、レンタル管理に課題がありました。ホワイトボードに貸し出し状況を手書きして管理を行っていたため、レンタル状況の把握が正確でなく、機材の紛失などの問題にも対処できていませんでした。
ICタグの活用により、レンタル管理がより正確・迅速にできるようになりました。
作業効率も向上し、ペーパーレス化も実現しました。また、WEBから返却申し込みができるようになり、お客様へより便利なサービスを提供できるようになりました。
電話を受けた瞬間に顧客情報が表示されるCTIシステムを、2006年に導入しました。
注文内容を速やかに入力し、そのまま伝票を印刷することも可能なので、入力ミス・伝達ミスが大幅に減りました。
ICタグを利用した自社開発のレンタル管理システムなどが高い評価を受け、平成20年には「沖縄IT経営大賞」の内閣府沖縄総合事務局長賞を受賞しました。
平成22年と25年には、経済産業省の「中小企業IT経営力大賞」において、IT経営実践認定企業として認定されました。
大宮工機は障害者雇用にも積極的に取り組んでいます。
平成21年度より、南風原町にあるワークプラザ南風さんから『施設外就労』の訓練生を受入れています。
「施設外就労」とは、福祉事業所に通う利用者に一般企業で働く機会を提供し、知識と能力の向上に必要な訓練などを行う福祉支援です。
平日午前4名・午後4名の訓練生が大宮工機に来て、仕事にはげんでいます。
「施設外就労」の訓練生のみなさんには、建設機械の汚れ落しやペンキ塗りなどを担当してもらっています。
訓練生のみなさんは、とても元気よく真面目に作業に取り組んでくれるため、職場の雰囲気も明るくなり、みんな喜んでいます。
ワークプラザ南風さんと連携して無理なく仕事に取り組んでもらえることが大変助かっています。
「大宮工機に行くようになってから、身なりや生活態度が良くなった人がいる」という言葉も頂き、双方にとって良い影響が出ています。
『施設外就労』で約1年の訓練を経て、1名が当社の正社員となりました。
レンタル品の清掃などを担当してもらい、機材をいつでも高品質に保つことができるようになりました。
有限会社大宮工機は1980年に南風原町で創業し、建設機械の販売・修理・レンタル業を営んでまいりました。
お客様、お取引先様、地域の皆様、そして社員に支えられて、2020年5月には本社を八重瀬町へ移転すると共に、創業40周年を迎えることができました。これまでご支援頂いた多くの皆様に感謝申し上げます。
現在は、主に建設機械のレンタルを行なっておりますが、次の三つの特長があると考えています。
1.環境経営…濁水処理装置レンタル、エコアクション21等の環境保全活動
2.ITの活用…ICタグを用いたレンタル管理システム等の活用
3.障がい者の活躍…レンタル品のメンテナンスに障がい者が活躍
今後は濁水処理装置を核とした環境保全事業を拡充すると共に、太陽光発電等のクリーンエネルギーの利用拡大にも努めてまいります。また、さらにITの活用を進めてお客様の利便性を向上させると共に、業務効率化を図ります。そして、障がい者雇用の拡充にも取り組みます。
これからも「人々の豊かなくらしと環境保全に貢献する」大宮工機を、どうぞよろしくお願いいたします。
2023年10月
商号 | 有限会社 大宮工機 |
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本社 | 〒901-0417 沖縄県島尻郡八重瀬町字外間99番地1 googlemapで見る TEL (098)851-9203 / FAX (098)851-9204 |
機材センター | 〒901-1115 沖縄県島尻郡南風原町字山川285番地1 googlemapで見る レンタル注文・お問合せ TEL (098)889-6166 / FAX (098)888-3424 |
創立 | 1980年5月1日(昭和55年) |
役員 | 取締役会長 宮城 靖一 代表取締役 宮城 光秀 取締役部長 石原賢一 取締役部長 上江洲直樹 |
決算期 | 4月(年1回) |
事業内容 | 建設機械・器具のレンタル、修理及び販売 建設機械・器具のレンタルに付随する業務 濁水処理装置のレンタル及びそれに付随する業務 |
免許・許可等 | 建設業許可(とび・大工)No.9806号 産業廃棄物収集運搬業許可、レンタカー事業許可 古物商許可 |
1980年 | 左官用機械・資材の販売・修理会社として「大宮工機」創業 |
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1984年 | 建設機械レンタル事業開始 |
1987年 | 「有限会社大宮工機」を設立し法人化(資本金800万) |
1990年 | 創業10周年 |
1995年 | 事務所移転(南風原町内) |
1997年 | 濁水処理事業開始 |
2000年 | 創業20周年 |
2006年 | 資本金を1,500万円に増資 CTIシステム運用開始 |
2007年 | エコアクション21認証・登録 |
2008年 | 公益財団法人沖縄産業振興公社主催「IT活用経営戦略支援事業」 |
2009年 | 障がい者施設外就労開始 ICタグによるレンタル機材管理システム導入 |
2010年 | 創業30周年 中小企業IT経営力大賞 IT経営実践認定企業 |
2011年 | 障がい者雇用開始 |
2013年 | 中小企業IT経営力大賞 IT経営実践認定企業 |
2015年 | 那覇税務署優良申告法人表敬 |
2016年 | 沖縄県産業・雇用拡大県民運動受賞 |
2017年 | エコアクション21認証・登録10年継続 |
2019年 | 第10回沖縄3Sサミット2019 最優秀賞 あしたの人事評価アワード 管理職育成部門賞 |
2020年 | 八重瀬町へ移転 創業40周年 那覇税務署優良申告法人表敬 |
2023年 | 所得向上応援企業認証 |
2024年 | ISSO(Information Security Standard of Okinawa)認証 第14回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 審査委員会特別賞 受賞 |
他企業の取り組みを学ぶ視察旅行、環境保全や安全対策の研修会なども実施しています。
ソフトボール大会
サンゴ畑視察
救命講習